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HUMAN GEEKS

#05WEB MARKETING

Hidenobu
Sato

自分のなかに、
仮説を持て。

WEBマーケティング
(新規ブランド『イミニ』)

Hidenobu Sato / 2017年入社
イミニ事業本部
CRM推進部
CRM推進ユニット

探求心を満たすもの。

早いもので、社会人6年目になる。入社した頃は、休日といえばもっぱら眠るだけ。それが今では、自分の趣味に時間を使えるようになった。たいていは料理をしていることが多く、友人を招いてラーメンやカレー、唐揚げなどを手作りする。一度ひとつの料理にハマると抜け出せなくなる癖があり、材料の配分や火の入れ具合を何度も調節し、納得するまでつくり続ける。しまいには満腹で食べられなくなるのが、お決まりのパターンだ。「この味に近づけるためには?」「もう少し火を入れてみたらどうなる?」と仮説を立て、探求する時間がただ楽しい。根っからの凝り性なのだ。

この性格は仕事にも活きている。いまの僕の仕事は、化粧品ブランド『イミニ』のWEBマーケティング担当。新しいお客様にイミニの商品をお届けするために、SNS広告やランディングページなどのコンテンツを考え、広告代理店と連携しながら広告運用をしている。この部署は、DINOS CORPORATIONのなかでも少し異質かもしれない。総合通販事業とは別に、独自のWEBシステムや運営機能を持っており、十数名の少数精鋭の組織のため、どこか社内ベンチャーのような空気がある。WEB担当は僕のほかに3名しかおらず、一人ひとりの担当領域がとても広い。新たに取り入れたい施策があれば、上長に提案することもできる。裁量が大きいとはこういう働き方を指すのだと思う。

共感を引き出す、広告づくり。

そのなかで、とりわけ記憶に残っている仕事がある。イミニでは、過去にタレントを起用したプロモーションを何度か実施してきた。例えば、お笑い芸人、元アイドルなどターゲット層の共感を得られそうな方をキャスティングして広告をつくってきた。しかし、思うような成果は挙げられていなかった。タレントを起用すれば、一回の掲載で莫大な金額が動く。その次のキャスティングを、僕が主導することになったのだ。

キャスティングの経験は初めてだったが、まずは仮説を立てるところから考えはじめた。イミニは女性向けのラインナップが中心で、ターゲットは、40代以上の肌の悩みを抱えた女性。まずは、SNSや雑誌、ニュースなどから、女性にヒットしている商品やブランド、プロモーションの事例を集める。なぜこの企画や女性の心を掴んだのか、自分なりに想像し続けた。それから意識したのは「広告はお客様にとって邪魔なもの」ということ。9割の人にスルーされるという前提で、どうやって残りの1割の人に目を留めてもらい、購入していただけるかを考える。僕が女性の気持ちを完全に理解することは難しいけれど、これまでイミニのサイトに訪れたお客様の行動を分析すれば、おのずと道筋は見えてきた。

ある仮説からたどり着いたのは、元女子マラソン選手である有森裕子さん。50代になった現在はタレントとして活躍しているが、かつてはオリンピックのメダリストだった方だ。イミニのお客様の多くは、彼女の活躍をリアルタイムで見てきた世代。アスリートとしての芯の強さがありつつも、彼女の飾らない自然体の雰囲気はイミニのブランドコンセプトにもぴったりだと思った。プロモーション全体を想像して、文言、画像、配信のタイミング、ターゲットのセグメントなどを何度も頭の中でシミュレーションしてみた。僕の頭の中では、お客様の心を掴めているイメージができていた。

事実の、その先を想像する。

結果として、有森さんを起用した広告は過去最高の反響があった。その勝因は、彼女の「生き方」が、お客様の共感を引きつけたことにあると思う。アスリート引退後も、変わらず輝きを放ちながら活躍する姿が、同世代のお客様の心を動かしたのだ。彼女と自身を重ね「私もまだまだ輝けるかもしれない」と、勇気付けられた人もいたかもしれない。こうして仮説は立証された。自分の仮説がうまくハマって成果が出た時には、とても気持ちがよく、面白い。

この職場には、型にはまったマニュアルもなければ、こうしなさい!という上司からの指示もない。その代わり自分で考えて、答えを導き出す機会はたくさんあると思う。日頃、僕たちは“受け取る”ことに慣れすぎていて、SNSを見ても、街を歩いても、誰かがつくったものを消費するだけになりがちだ。でも、自分が“生み出す”立場になり、人や社会に良い変化を与えられることが、この仕事の面白さだと思う。そのための一歩は、なぜ、どうやって、どのように、と問いを立て、自分なりの仮説を持つこと。自分の仮説を立証することは時間がかかるし、時には失敗し焦ることもあるが、その悔しさをバネにまた次のチャレンジに活かすことができる。まだまだ探求途中だが、何かひとつのことでもいい、「分からないことがあったらノブに聞け」と言われるような、社内で頼れる存在になれたら嬉しい。たぶん、僕にとっては料理も仕事も同じ。自分で探求して、答えをつくる。そして、誰かの笑顔をつくる。それがいちばんのエンターテインメントなのだと思う。

GEEK TIPS

イミニ

菌の力で
肌本来の免疫を
高める

『imini(イミニ)』は、2015年に通販事業から派生して生まれた、当社初のコスメブランド。滋賀県で栽培された無農薬玄米から『パントエア菌LPS』を抽出し、肌の免疫機能を高めるコスメ商品を取り揃えています。

広告代理店と連携しながら

多彩なプロフェッショナルと
共に働く

DINOS CORPORATIONではいいモノを生み出すために社外のプロフェッショナルの力を借りる機会も多くあります。広告代理店やカタログ・テレビなどの制作会社、家具・家電メーカー、商社など。多彩なプロフェッショナルたちと協働できるのも当社で働く魅力のひとつです。

肌の悩みを抱えた女性

コロナ禍で女性の
スキンケア意識が高まった?

外出自粛やマスクの着用により、女性がメイクをする機会が大幅に減りました。その代わり、ファンデーションなどのベースメイクが減ったことで、素肌の調子を気にする女性が増え、スキンケア意識が高まったと考えられています。

SNS

あなたも
“SNSの中の人”
になれるかも?

昨今、人々のショッピングの場が、ECサイトや店頭からSNSへと広がりつつあります。そんな世の中の動きを先読みし、当社も数年前からSNS運用や動画配信による販促手法であるライブコマースに注力しはじめました。お客様に商品の魅力を余すことなく伝えるべく、企画・運用を各ブランドの担当者が行っています。

行動を分析

お客様の気持ちを読み解く、
サーモグラフィ?

お客様の行動分析をするための手法のひとつが『ヒートマップ』。ランディングページのうち「どの箇所が読まれているのか?」「どこで離脱してしまったのか?」など、サイト訪問者の行動をサーモグラフィで直感的に把握することができます。

ノブ

フラットな関係で
居心地のよい社風

当社の社員たちは、年齢・性別の分け隔てなくみんな距離が近い!Satoも部署のメンバーみんなから“ノブ”と呼ばれているとか。「人やモノが好き」という同じ志向の人が集まっているので、仲も深まりやすいのかもしれません。

料理

Hidenobu Satoに聞く!
「料理」に
ハマったきっかけ

入社1年目の頃。大学時代の友人とのテレビ電話中に料理をしはじめたことがきっかけです。唐揚げをつくった時に、下味に使うニンニクやショウガを、チューブにするか生おろしにするかで、風味や味に大きく違いがでることに気づき、食材選びの面白さを知りました。最近は、料理を盛り付けるお皿にも興味を持ちはじめています!
by Sato

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