モコヒチなお話
伝統工芸品・岩谷堂箪笥の端材から生まれたエコな米びつ
2019年11月29日
岩手県の伝統工芸品として有名な岩谷堂箪笥の制作工程で出る端材を有効活用し、1点1点手作りされたエコな米びつです。独特の風合いの"漆塗り"で、桐そのものの素材を生かした"木地仕上げ"。容量サイズは3kg、5kg、10kgから選べます。桐箪笥の特性として湿気や害虫から大切な衣類を守ることが知られていますが、古来より、桐はお米やお茶葉の保管する箱材としても使われてきたそう。岩谷堂箪笥は、世界遺産である平泉が栄えていた1100年代頃を起源とし、江戸時代に岩谷堂城主・岩城村将が産業として本格的に箪笥作りを始めたと伝えられています。1982年には通商産業大臣指定伝統的工芸品に指定され、伝統に培われた民芸家具として現代でも高い評価を受けています。現在ではライフスタイルの多様化から、箪笥以外にもこの米びつのように伝統の技を活かした、現代のライフスタイルにマッチした木製品を生み出しています。