モコヒチなお話
自然由来の日本の伝統塗料「柿渋」仕上げのチェスト
2020年10月19日
平安時代末期から、木材保護や染料など幅広い用途に用いられてきた日本の伝統塗料、「柿渋」。防腐防虫効果のある一般的な塗料とは異なり、化学物質を一切使わず、渋柿の液汁を発酵熟成させて作られており、自然由来ながら防腐防虫作用など多くの優れた効能があるといわれています。ディノスで販売中のこちらのチェストは、「着物はもちろん洋服も大切にしまいたい方に使ってほしい」という想いから誕生した商品。風格のある総桐でありながら、伝統技法を現代風にアレンジしたモダンな仕上がりなので、着物を普段あまり着ないという方にも使いやすくなっています。柿渋の自然で独特の赤みは、使用するにつれ変化していくので、木自体の経年変化との相乗作用で、時とともに趣のある風合いをお楽しみいただけます。